はじまりの猫

この小説はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。

なーまーえ!」

名前が振り向くと、そこには見慣れた友人の顔……ではなく、ふわふわの猫が掲げられていた。

「この猫、やっぱり名前に懐いてるよ。ずっとそっち見てる」

さきほど公園で見つけたこの猫。
気まぐれに近寄ってみたはいいものの、餌付けなんてしていないのに公園内でずっと後ろから歩いてくる。友人は猫を気に入ってしまって、抱きあげて私に見せてくるのだった。